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葉月日記

葉月日記

☆水分補給について

※この文章は、2006年度 某区の消費生活通信講座のテキスト「ウォーキン
グ」~もっと気軽に運動してみよう~用に書いたものです。


10、水分補給について

●水分が不足すると・・・

 人の身体は、体温を一定に保つ働きを持っています。運動や風邪などで体

温が上がると体内の水分を汗として出し、蒸発させて体温を下げようとしま

す。汗をたくさんかいた後は、のどが渇き、水分を摂りたくなります。私た

ちの身体は、体内の水分量を一定に保つようにできているのです。もし、汗

をたくさんかいた後に水分を補給せずにいると、脱水症状を起こし、熱中症

に陥ったり、血液の粘度が高まり心筋梗塞を起こす原因になったりする危険

があります。のどが渇いたと感じた時には、すでに体内の水分は、不足して

います。早めに水分補給をするようにしましょう。人の身体の約60~7

0%は水分でできていますが、体重の3%の水分量が失われると、運動能力

や体温調節の障害になります。長時間のウォーキングや、猛暑で汗をかくよ

うな時は、水分補給を上手に行うことが、大切です。


●上手な水分補給の仕方

タイミングと量

・まず、ウォーキングの30分~1時間前に、200ml~500ml程度

 を飲んでおきましょう。

・ウォーキング中は、15分~30分毎に、少しずつ(一口~200ml程

 度まで)、噛むように飲みます。

・ウォーキング後は、体重減少分を補える量を、就寝までに飲みます。

 ※夏の暑い時期は、早めに、涼しい時期は、1時間以内の運動ならば、運

動中に無理に飲む必要はありません。一気にがぶ飲みすると、吸収が悪くな

るので、少しずつ飲みましょう。

「飲み物」

・熱中症予防には、塩分濃度0.1~0.2%のものを飲みましょう。スポ

 ーツドリンクなどを水で倍に薄めるのも良いでしょう。

・温度は、10℃前後に冷やしたものが、最も吸収がよいです。

※コーヒー、ウーロン茶、ビール等は、利尿作用があり、水分補給の効果が

あまり期待できません。また、甘い飲み物は、カロリーの取りすぎになるの

で注意が必要です。


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